病院事業管理者あいさつ

病院事業管理者あいさつ

病院事業管理者 山本 裕康

病院事業管理者 山本 裕康

 厚木市立病院は、昭和26年に神奈川県立厚木病院として発足し、平成15年に神奈川県から厚木市に経営移譲され再出発いたしました。医療体制がまだ十分ではなかった時代から現在まで、厚木市を中心としたこの県央地区で唯一の公立基幹病院として、地域医療の充実のために努めて参りました。しかし、病院の老朽化は著しく、現代のそして将来のニーズに応えうる適切な医療を提供する事は難しい状況でした。そこで、厚木市は平成22年4月に病院整備の基本計画を策定し、『救急/小児周産期/がん/災害医療など、公立病院として地域医療の中心的役割を果たし続ける病院を整備する』こととなり、平成24年12月から厚木市制で最大のプロジェクトとなる『新・厚木市立病院』の建設が始まりました。

 この新病院の建設計画は立地に恵まれた現地での立替えを選択しましたので、新病院に盛り込むべき機能と現病院で強化すべき機能の調和を図りつつ、病院改革を進めながら工期を3つに区切って行うこととしました。まず、第1期工事では、急性期医療の中心となる救急手術棟と外科系病棟の建設に着手、平成27年1月にこれらが完成し同年3月1日より先行オープンしました。救急手術棟には、救急センター・ハイブリッド手術室を含めた手術部門・集中治療部門(ICU+CCU)・心臓カテーテル室・放射線診断部門・放射線治療部門・血液浄化センターなど、高度医療を担うに相応しい設備が整っております。また、これらの機能を最大限活用すべく、外科系病棟と産婦人科病棟の稼働も開始しました。そして、平成28年11月に完成した第2期工事では、外来部門・内科系病棟に加え、感染症病床と重症治療室(HCU)の整備をしました。さらに、新たに最新のMRIを導入するなど、医療機器の充実を図りました。わが国の高齢化は周知の如くであり、今後、がん診療や動脈硬化を基盤とした循環器疾患・動脈瘤などに対する治療のニーズが益々増加すると予想されています。新病院ではこれらの疾患にしっかりと対応できるよう医療スタッフの強化育成を行うとともに、より高度で最先端の医療を提供するための設備が整ったことで、厚木市立病院が地域の中核病院としての機能を充分果たせるものと思います。

 現在、第3期工事として、駐車場を含めた外構整備を行っており、災害拠点病院としての機能を担保するため免震構造とした新病院のすべてが完成するのは平成29年春の予定です。良質な医療を提供するためには、ハードウェアのみならず、スタッフの意識・知識・技能が揃わなければ到底実現できません。平成28年11月には地域医療支援病院の承認を受けました。地域の医療機関と、より一層の連携を進め、『市民の皆様に信頼頂ける医療を提供する』ため、スタッフ一丸となって頑張って参ります。新病院が完成した暁には、必ずやこの目標を達成できるものと確信しております。生まれ変わる『新・厚木市立病院』を、どうぞよろしくお願い致します。

厚木市立病院について