厚木市立病院

神奈川県のがん診療連携指定病院に指定

2022/03/25

神奈川県のがん診療連携指定病院に指定

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厚木市立病院は、令和4年3月16日に開催された令和3年度第2回県がん対策推進審議会で新規指定に係る了承が得られ、3月28日付けで神奈川県がん診療連携指定病院の指定を受けました。

 

 《指定期間》令和4年4月1日~令和8年3月31日

(神奈川県報道発表資料)新たに「神奈川県がん診療連携指定病院」を指定します!(2022年3月25日)
  •  当院は、相模川以西の公立病院として、地域のがん医療水準の向上に寄与するため、医師や医療技術職、看護師などで構成する「がん診療連携指定病院指定プロジェクトチーム」を2年前に発足させ、がんサロンの開催や緩和ケア研修などに取り組んできました.
  • 市民の皆様に身近な市立病院で、高度ながん医療が受けられる体制を整備するとともに、相談体制や緩和ケアを充実させることで、一人一人の心に寄り添う医療を提供します。

厚木市病院事業管理者

厚木市病院事業管理者兼院長 長谷川 節

当院は県央の公立基幹病院として、地域の医療機関と連携しながら専門性に基づく高度ながん診療に努めるとともに、エンドオブライフケアを含めた緩和ケアにも力を入れております。今回の指定を受け、更なる診療の向上を図り、患者会との連携や緩和外来の充実など、総合的ながんケアを強化し、地域の皆様により一層の安心かつ適切ながん医療を提供してまいります。

プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダー(外科系統括診療部長兼外科主任部長)渡部 通章

4月1日付で神奈川県がん診療連携指定病院に認定されることとなりました。思い返せば、院長の指示により2020年8月に指定病院を目指してプロジェクトチームが結成されました。指定病院の要件は、「自分や自分の家族ががんを患ったときに、病院はこうであってほしいな」というものであるとの信念から、病院スタッフが一丸となって、がん診療自体の充実はもとより「がん相談支援センター」を新設し、「緩和ケア」を発展させてまいりました。これはがんを患った方々やそのご家族、地域の医療機関の皆様、さらには地域の皆様の期待と信頼の表れと確信しております。今後は、これを新たなスタートとして、包括的・全人的にがん診療に力を入れてまいります。

がん相談支援センター

小髙看護師

緩和ケアとは、がん末期の患者さんのみではなく、がんと診断されたその時から、すべての患者さんや家族の皆さんの心と身体のケアを行うことです。患者さんは、がんかもしれないと説明された日からずっと不安を抱えながら治療に臨み、がんと付き合っていかなければなりません。誰かの助けを必要とするタイミングで支援でき、継続的に関わることで安心感につながるような存在になれるように心掛けています。

がん相談支援センター(がん化学療法認定看護師)

熊元 がん化学療法看護認定看護師

患者さんやご家族の皆さんは、がんと疑われた時から不安を抱き、お気持ちが揺らいでいる中で、様々な治療の選択を迫られます。また、治療薬の進歩に伴い抗がん剤の副作用も多様化しています。選択に悩んだ時や生活で困り事があれば、お一人で悩まず、気軽に声をかけてもらえるような存在であるよう努めたいと思います。

薬剤部門

薬剤部門 斎藤恭正

この度、神奈川県がん診療連携指定病院に指定されました。皆様が安心・安全な薬物治療を受けるため入院病棟に薬剤師を配置し、外来では厚木薬剤師会と連携を図っております。抗がん剤治療では専門的な知識を持った薬剤師が、治療方針に沿った薬剤選択、薬剤量、副作用の予防・軽減に、痛みに対しては薬剤師の視点による提案から、こころのケア等に関わっております。今後は薬剤師一同、皆様方が安心できる“がん治療”に今まで以上に尽力いたします。

がん診療連携指定病院とは

専門的な医療や緩和ケアの提供、地域の医療機関との連携、患者に対する相談支援や情報提供など、質の高いがん医療を提供する役割を担う病院として、県知事が独自に指定する病院です。

神奈川県では、住み慣れた地域で質の高いがん医療を安心して受けられるよう、「がん診療連携拠点病院」(国指定)及び「神奈川県がん診療連携指定病院」(県指定)を整備しています。(神奈川県HPへリンク)

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