泌尿器科
おしっこの悩みから、最新のがん治療まで
診療案内
泌尿器科がどんな病気をみて、どんな治療をするところか、あまりご存じない方も多いかもしれません。
泌尿器科が通常診療する病気は、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁、骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱、直腸瘤)、尿路感染症、尿路結石などの良性の病気と、前立腺がん、膀胱がん、腎がん、腎盂尿管がん、精巣がん、副腎がん、尿道がん、陰茎がんなどの悪性の病気と多岐にわたります。このような病気の症状としては、尿が出にくい、勢いがない、頻尿、尿漏れ、残尿感、排尿時痛、陰部の違和感、突然の腰痛、発熱、血尿、陰嚢の腫れなどさまざまです。また、初期のがんなどは、前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA:前立腺特異抗原)が高いだけなど、症状がないこともあります。
当科では、このような病気の治療を地域の皆さんがわざわざ遠くの病院に通うことなく、当院でガイドラインに準じた標準治療を受けられるように、また、生活の質や皆さんの希望を重視した診療を心がけています。
手術療法では、がんに対する低侵襲な腹腔鏡手術、レーザーを使用した内視鏡手術、対外衝撃破砕石術、骨盤臓器脱に対する腹腔鏡下仙骨膣固定術、尿失禁に対するメッシュテープを用いた手術、難治性過活動膀胱に対するボトックス膀胱注入療法、仙骨神経刺激療法、そのほかにもさまざま行っています。
手術療法以外では、良性の病気に対するお薬の治療のほか、がんに対する抗がん剤治療、放射線治療、新しい治療である分子標的薬治療、がん免疫治療、遺伝子治療、ラジウム223によるラジオアイソトープ治療、医療用麻薬によるがん疼痛緩和など、厚木にいながら最新の治療をうけていただけます。
泌尿器科はなかなか受診しづらい診療科かもしれませんが、紹介状がなくてもかまいませんので、悩まずにぜひ、当院泌尿器科を受診してみてください。
医師紹介
非常勤医師
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鈴木 正泰 毎週木・金曜日出勤 日本泌尿器科学会専門医・指導医/日本緩和医療学会認定医/日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
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岩室 紳也 毎週火曜日出勤 日本泌尿器科学会専門医 |
主な疾患
尿路結石、泌尿器科悪性腫瘍、前立腺肥大症、膀胱がん、前立腺・腎・腎孟・尿管、副腎腫瘍、骨盤臓器脱など
外来診療
毎週月~金曜に外来を行っています。初診受付は各日午前8時30分~午前11時です。
毎週火曜の午前には、小児包茎外来も行ています。
■「外来担当表」はこちらを確認してください。
■専門外来「尿路結石外来」はこちらをご覧ください。
診療実績
2022年 | 2021年 | 2020年 | |
前立腺全摘除術 | 0 | 25 | 11 |
腹腔鏡下前立腺全摘除術 | 17 | 25 | 16 |
経尿道的前立腺切除術(TUR-P) | 32 | 43 | 39 |
前立腺被膜下摘出術 | 1 | 3 | 1 |
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT) | 74 | 70 | 100 |
膀胱全摘除術 | 0 | 7 | 7 |
腹腔鏡下膀胱全摘除術 | 8 | 0 | 1 |
尿管皮膚瘻造設術 | 0 | 1 | 1 |
回腸導管造設術 | 4 | 7 | 7 |
新膀胱造設術 | 3 | 0 | 1 |
腎部分切除術 | 0 | 1 | 1 |
腹腔鏡下腎部分切除術 | 4 | 2 | 4 |
腎摘除術 | 1 | 2 | 3 |
腹腔鏡下腎摘除術 | 5 | 5 | 4 |
腎尿管全摘摘除術 | 2 | 0 | 1 |
腹腔鏡下腎尿管全摘膀胱部分切除術 | 8 | 9 | 1 |
腹腔鏡下副腎摘除術 | 1 | 3 | 1 |
経尿道的尿路結石砕石術(TUL) | 53 | 59 | 55 |
体外衝撃波砕石術(ESWL) | 62 | 41 | 69 |
経皮的腎結石砕石術(PNL) | 1 | 1 | 3 |
経尿道的膀胱結石砕石術 | 22 | 20 | 22 |
腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC) | 9 | 9 | 8 |
尿失禁手術(TOT,TVT) | 1 | 3 | 0 |
膀胱水圧拡張術 | 0 | 2 | 1 |
経尿道的尿道狭窄手術 | 4 | 15 | 14 |
ボトックス膀胱内注入療法 | 3 | 10 | 1 |
腹腔鏡下腎盂形成術 | 1 | 0 | 1 |
腹腔鏡下尿膜管切除術 | 0 | 0 | 1 |
精巣摘出術 | 8 | 27 | 10 |
高位精巣摘出術 | 4 | 2 | 2 |
精巣固定術(精巣捻転に対する) | 3 | 1 | 2 |
経尿道的尿管ステント留置術 | 55 | 44 | 39 |
陰嚢水腫手術 | 8 | 5 | 8 |
その他 | 41 | 44 | 21 |
合計 | 435 | 495 | 456 |