厚木市立病院

厚木市立病院運営審議会委員委嘱式及び令和2年度第1回厚木市立病院運営審議会会議録概要

1 日時

令和2年8月24日(月)午後2時から午後3時10分まで

2 場所

A棟2階大会議室

3 出席者

<厚木市立病院運営審議会委員>

馬嶋委員、難波委員、山下委員、伊藤委員、丸山委員、武藤委員、杉山委員、
小谷委員、畑委員、山口委員

<厚木市立病院>

長谷川病院事業管理者、岸病院事業局長、増渕副院長、藤原副院長、鷲塚副院長、
小路経営管理課長、藤井病院総務課長、和田施設用度課長、井上医事課長、
森田患者支援センター長、吉川経営管理課経営・経理係長、
赤野経営管理課主査、多田経営管理課主事

4 委嘱式概要

委員に対して病院事業管理者から委嘱状の交付を行った。

5 会議概要

(1)会長及び副会長の選出

委員の互選により、会長に馬嶋厚木医師会長が、副会長に難波厚木歯科医師会長が決定し、それぞれ挨拶が行われた。

(2)会議の傍聴について

本日の審議会の傍聴希望者はなし。

(3)厚木市立病院の概要について

参考資料に基づき小路経営管理課長説明。

(4)審議会の会議録における委員氏名の公開について

■小路経営管理課長
 当審議会の会議録は後日ホームページで公開することとなっており、昨年度までは発言者の名前を伏せて公開していたが、審議内容の透明性の確保及び発言者の責任を明確にするため、当会議の会議録から氏名を公表させていただきたいと考えている。可否について審議いただきたい。
■馬嶋会長
 市の他の審議会でも氏名は公表されているのか。
■小路経営管理課長
 今まで統一的な決まりはなかったが、7月に市の行政総務課から各審議会の議事録になるべく氏名を公表していくよう依頼があった。氏名を公表することで発言が消極的になってしまうということがなければ、できれば公表していきたい。
■山下委員
 公表することに関してはいいと思う。会議録は発言の内容をそのまま公表するようなものなのか、要旨を公表するものなのか。
■小路経営管理課長
 本審議会では簡潔にまとめた要旨を公表している。
■山下委員
 そうすると今まではなかったが会議録の内容を各委員に一度確認をして了解を取ってから公表することになるのか。
■小路経営管理課長
 これまでは確認させていただいていなかったが、もし名前を公表することになれば事前に会議録を確認していただき公表していくようにする。
■山下委員
 言っている内容とまとめた内容では少しニュアンスが変わってくることがある。どちらかに決めてもらえればいいかと思う。
■馬嶋会長
 今までもみなさん責任を持って発言していただいていたので、このような時代なのであえて氏名を公表しなくてもいいのではないかという思いもあった。難しい問題であるが、公表するとなると要旨をまとめた後委員に確認をしてもらうようになる。
 多数決を採りたいと思うが、事務局の提案であるように事前に発言者の確認を取った上で会議録に氏名を公表するということで賛成の方は挙手をお願いします。
 (賛成全員)
■馬嶋会長
 発言者名を公表する形となりました。

 

(5)議事

ア 新型コロナウィルス感染症対応状況について

   資料1に基づき小路経営管理課長説明。
■畑委員
 4月の陽性患者を陰性と伝えてしまったニュースは、市民としては衝撃を受けたものであった。これに対して対策はどのように取ったのか。
■長谷川病院事業管理者
 本来ダブルチェックをして連絡するはずであったが、一人の職員が多忙であり、もう一人の職員がなるべく早く連絡したいと判断し電話をしてしまった。対策としては、メインの職員をサポートする職員を設けて余裕を持って連絡できるよう病院の中での検査や連絡体制を整えた。その節は色々とご心配をおかけしました。
■山下委員
 入院患者等に対してPCR法やランプ法等で検査をしていると思うが、どのような人を対象に検査を行っているのか。今後器機等を導入することによってタイムリーに結果が出てくる形になるのか。
■長谷川病院事業管理者
 帰国者接触者外来の受診者又は一般的な外来や救急の患者で疑いのある方は検査をしている。例えば骨折で入院したが最初から熱があって疑わしい方はなるべく積極的に検査をしている。今後入院で手術を受ける方なども検査をしていく方針。検査については今までPCR法でやっていたが、結果が出るのが翌日か翌々日になるので、当院も9月1日からランプ法を始めてその日のうちに結果を出す方針。
■武藤委員
 医療従事者が疲弊している等の報道が絶えないが厚木市立病院は大きな影響はないか。
■長谷川病院事業管理者
 私の耳に入っている範囲ではそこまで重圧を感じているということはないようである。しかしこの2週間のうちに近隣でクラスターが発生したことで患者数が増加し負担が増えてきている。例えば認知症で食事の介助のため患者にマスクを外してもらう場合、介助をしている看護師に感染する可能性が高くなる。そういう点では看護師の負担がこの2週間で増えてきているのは事実。
■山下委員
 近隣病院のクラスター発生によって高齢の患者が入られて、病気を治すよりも認知症のことなど色々と大変だと思う。ずっと市立病院で診ていくわけにはいかないと思うが、その患者を近隣の病院に返す時のルールとして、2回PCR検査が陰性であれば返すとか、1回であれば何日後に返すとか腹案みたいなものをお持ちであるのか。病院協会としてその依頼に対して話し合いを持ってどうやった場合に引き受けられるか検討していかないといけないと思うのでご意見をいただければありがたい。
■長谷川病院事業管理者
 近隣からお受けした患者以外、外来から入院されるような方はPCRの陰性化を待たずに、発症から10日以上経過していて、症状改善から72時間経っていればその時点で退院していいという国の決まりがあるので、それに従って退院してもらっている。国の決めた退院基準に合致すれば元の病院にお戻しする方針である。厚木病院協会の他の病院に転院してもらうというのは考えていない。
■山下委員
 国はそれで大丈夫というが、受け入れる側の病院とすると、院内でPCR検査を1回もしくは2回して最低限陰性になっているのを確認しないと安心できない。経験がないのでどこまでが安全なのかわからず非常に不安になることも多い。地域の中でのルールがあればいいと個人的に思っている。
■長谷川病院事業管理者
 PCR検査でも2回陰性であれば本当に安心かなど色々問題があるかと思うが、病院協会としての判断を決めていただくのでもいいかと思う。
■難波副会長
 診療実績が4~7月はかなり減収になっている。おそらく今年度の決算はかなり厳しいものになると思う。経営側としてはどのように考えているのか。
■小路経営管理課長
 4~6月の3か月で8.3億円の減収となった。8月議会の補正予算で医業収益は予算上8.3億円のマイナスにしている。国の第2次補正予算の要綱どおり金額を積み上げていくとコロナの空床補償等は約3.2億円になる。残り5億円ほどが3か月のマイナスになる。

 当院は市内だけでなく県央地区の幅広い患者を受け入れているので残り5億円については国に更に補償を求めるとともに、神奈川県にも足を運んでしっかりと広域の行政の中で災害対応するよう交渉を継続していく。
 7月以降の分についてはコロナ対応している22床は空床補償として国の補償をいただきながら、残った病床を病院の中で自助努力の中で経営改善をしていく。
■小谷委員
 入院患者数の確認だが、これは感染症病床に入院した実患者の数という理解でいいのか。毎年診療実績を出していただいている中で感染症病床は今まで誰も入院していないということが続いていた。今回初めてこれだけの人数を受入れたというのは大変なご苦労があったのではないかと推察している。
■長谷川病院事業管理者
 資料で示している入院患者数というのはコロナの疑いがあって感染症病床に入院された方を含めている。その中で陰性の方が212人、陽性の方が42名、合わせて254名の方が感染症病床に入院した。
■伊藤委員
 第2波、第3波が予想される中で感染症病床は何床まで受け入れることが可能なのか。
■長谷川病院事業管理者
 元々感染症病床としては6床で運用していたが、4月21日から22床(成人18床・小児4床)にしている。現在小児の入院は0なのであと4人入れるが、成人は15人入っているためあと3人しか受け入れられない状況。
■伊藤委員
 小児を成人にするなど臨機応変な対応はできないのか。
■長谷川病院事業管理者
 それぞれ病棟が違うので担当する看護師が違う。成人を入れた後に小児が来ると色々と問題もあるかと思うので、今のところ成人は成人病床、小児は小児病床で考えている。
■馬嶋会長
 厚木医師会から。医師会は今まで厚木市立病院と連携を取ってきたが、ダイヤモンドプリンセス号の患者の入院から始まり、当時は厚木保健福祉事務所か厚木市立病院でしかPCR検査ができないという状況の中で発熱外来を開設していただき、入院治療・外来診療をずっとやってもらっていただいている。また厚木市だけでなく県央地区(大和・座間・綾瀬・海老名など)も診ていただいていることに、感謝申し上げます。
■長谷川病院事業管理者
 厚木医師会で検査場を作っていただいたことで当院の負担がだいぶ軽くなった。この場を借りて感謝申し上げる。

 

  イ 令和元年度患者満足度調査について

   資料2に基づき小路経営管理課長説明。
■畑委員
 総合評価への影響分析(入院)の中で№1~5の項目が「急いで改善」に当てはまるのか疑問を感じる。自由記述を見ると、待ち時間のことについて書かれていて、特に「予約しているのに待たされる」ということについては自分自身も経験がある。そのあたりの対策を何とかして頂きたい。待ち時間に関しては、「いつまで待たされるかわからない」ということが問題だと思うので、あとどれくらい待てばいいか分かるようになれば、長く待たされたという意見を書く人は減るのではないかと思う。信頼される医療というところでは、「看護師の対応」や「医師の説明」の緊急度が低いが、自分が入院した際、術後の合併症に関する説明がなかったため、術後に適切な治療を受けることができなかった。アンケートを見ても、予測される不具合や不備についての説明が不足しているように思うので、対応をお願いしたい。ここを改善されると信頼される医療に繋がっていくのではないかと思う。
■長谷川病院事業管理者
 貴重なご意見ありがとうございます。待ち時間に関しては待ち時間が分かれば同じ1時間待つのでも気分が違うと思う。待たないように予約を組むように医師に話をしているが、再度指導していきたいと思う。待ち時間の目安をどう掲示できるかについては検討したい。医師や看護師からの説明についても再度検討したいと思う。
■伊藤委員
 A棟とB棟で満足度に差があるように思うが何か理由があるのか。診療科別だと消化器内科と形成外科が少し悪いように感じる。
■長谷川病院事業管理者
 A棟は外科系、B棟は内科系となっているが具体的な理由はわからないので検討したいと思う。消化器内科を含めて満足度が低い科に関しては診療部長に結果をフィードバックした。今後少しでも満足度が上がるように改善してもらおうと思っている。

 

  ウ 地域医療支援病院承認要件報告について

   資料3に基づき井上医事課長説明。
■畑委員
 紹介率・逆紹介率の分母は何か。
■森田センター長
 紹介率の分母は初診患者から初診の救急搬送患者と休日・夜間受診者を引いたもの。そのうち紹介状を持ってきた患者数が分子。当院からクリニック等に紹介した患者数を紹介率と同じ分母で割った数値が逆紹介率。
■畑委員
 紹介率・逆紹介率の目標はどれくらいなのか。
■森田センター長
 (地域医療支援病院の)承認要件が紹介率は65%以上、逆紹介率は40%以上を目標にしてきていた。年2%ずつのUPを目指している。

 

  エ その他

■小路経営管理課長
 今年度もおおむね4回開催予定だが、今後のコロナウィルス感染症の状況では変更する可能性もある。

■山下委員
 災害拠点病院として、コロナ禍で災害が起こる可能性を想定して今のうちに考えていることがあれば教えてほしい。
■長谷川病院事業管理者
 正直なところ全く考えられていない。今はコロナで手一杯な状況。市では避難所でソーシャルディスタンスを保った避難等を検討しているようだが、当院としては災害の時にどのように患者さんが押し寄せてくるかわからず、検討できていないので今後考えていきたい。

 

 

会議次第

【参考資料】厚木市立病院の概要

【資料1】新型コロナウィルス感染症対応状況

【資料2】R01患者満足度調査結果報告

【資料3】地域医療支援病院承認要件報告について

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