看護部
看護部の紹介
~患者さんも、働く職員も納得できる医療を目指して~
厚木市立病院は地域の中核病院として、急性期医療を提供する総合病院です。
看護部理念は『愛・安全・患者が主役の看護』です。患者さん一人ひとりを尊重した看護を実践しています。
そのためには看護師として専門的知識・技術を高めていくと同時に人を大切に思う心を育てています。
また、専門職業人としてのキャリアアップを支援し、看護の喜びを感じ、生き生きと働き続けることができる職場づくりに取り組んでいます。
「大切な人が病気になった時に入院させたい病院」「厚木市立病院で働くことができて良かったと思える病院」を目指しています。
副院長兼看護部長 郡山 美恵子
看護部理念
愛・安全・患者が主役の看護
看護部方針
- 根拠に基づいた看護を実践し、患者の回復過程を促進します。
- 人権を尊重した心あたたかな看護を提供します。
- 経済性、効率性を踏まえて看護を提供します。
看護部概要
看護体制
病棟と外来、手術部、看護教育の12単位で運営しています。一般病棟7:1(看護職員配置)入院基本料を取り、質の高い看護の提供を目指しています。
看護方式
チームナーシング方式を採用しており、病棟によっては、2~3チームに分かれ、チームリーダーが中心となり看護を行っています。また、固定チーム制や継続受け持ち制を併用し、細やかな看護を提供し安心して入院できるよう工夫しているところもあります。
勤務体制
三交替勤務と二交替勤務を併用しています。手術部は当直です。
各セクション紹介
- 3A病棟:産婦人科・外科・整形外科・泌尿器科
- 3B病棟:小児科
- 4A病棟:内科・耳鼻科
- 4B病棟:内科・感染症(6)
- 5A病棟:外科・泌尿器科
- 5B病棟:内科・外科・循環器内科
- 6A病棟:整形外科・眼科・皮膚科・形成外科
- 6B病棟:脳神経外科・泌尿器科・整形外科
- ICU・CCU
- HCU
- 手術部
- 外来一般診療:27診療科・中央処置室
- 外来中央診療:救急センター・内視鏡室・血液浄化センター・ 外来治療室
- 看護教育
看護師の1日
日勤(8時30分~17時)
8時30分 | 業務開始 |
8時40分 | 情報収集・業務カンファレンス |
9時00分 | 看護ケア |
11時30分 | 食事介助 |
12時00分 | 昼食 |
14時00分 | カンファレンス |
15時30分 | 看護必要度のチェック |
16時30分 | 看護記録の記入 |
17時00分 | 業務終了 |
- 医師とカンファレンス
- 輸液管理
- ベッドサイドで看護ケア
- 電子カルテで情報収集
夜勤(二交替の場合)(16時~翌日9時30分)
16時00分 | 業務開始 |
16時10分 | 情報収集・業務カンファレンス |
18時00分 | 食事介助 |
20時30分 | 就寝準備 |
21時00分 | 消灯 |
1時00分 | 仮眠 |
4時00分 | 巡視 |
7時00分 | 起床 |
7時30分 | 食事介助 |
8時00分 | 看護記録の記入 |
9時30分 | 業務終了 |
教育研修制度
看護職員の院内研修は、看護部理念・方針に基づき患者・家族のニーズに応じた質の高い看護が提供できる人材を育成し、看護職員が専門職業人として自律し、自ら看護実践能力を開発できるようプログラムを組んでいます。
1. 教育方針
- 根拠に基づいた看護実践能力を有する人材を育成する。
- 患者・家族を尊重した看護が提供できる人材を育成する。
- 社会経済情勢の変化に柔軟に対応できる人材を育成する。
- 専門職として、自己のキャリア開発に主体的に取り組むことが出来る人材を育成する。
2.研修計画
新人教育
新採用職員には、プリセプターがつき、スムーズな職場適応から実践的な看護の指導まで、きめ細やかに支援します。また、看護技術のトレーニングやセクション別に専門領域講座を開き、知識と技術習得を職場全体で応援します。
継続教育
新採用看護職員対象の研修に続き、2年目以降は看護職員個々が専門職として自立し、自己のキャリア開発と看護の質の向上を目指して《キャリアラダー》を取り入れ、ラダーに合わせた院内研修プログラムを用意しています。また、院外でも看護協会やその他主催の学会・研修会への参加など、積極的にスキルアップに取り組んでいます。
院外研修
看護協会主催を始め、その他の学会・研修会への参加などを奨励しています。
学会参加者 | 2人 |
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院外研修参加者 | 54人 |
長期研修
厚木市立病院に2年以上勤務し、勤務成績が優秀であれば、給与の支給を受けながら長期研修を受けることができます。
3.認定看護師
現在、厚木市立病院には 、集中ケア認定看護師:2名 、皮膚・排泄ケア看護師:2名、緩和ケア認定看護師:1名、糖尿病看護認定看護師:1名、感染管理認定看護師2名、摂食・嚥下障害看護認定看護師:1名、認知症看護認定看護師:1名、がん化学療法看護師1名が専門分野で活躍しています。
認定看護師とは、難問の試験に合格し、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められ、水準の高い看護実践を通じて、看護師に対する指導・相談活動を行う看護師です。特に院内の活動だけでなく、学校や福祉施設に出向いて講演会を行うなど、地域での活動も積極的に行っています。
先輩看護師からのメッセージ
3B病棟 中村看護師
私は看護師になり8年目になります。
入職時は整形外科で勤務しプリセプターを中心に先輩方から整形外科看護や日々の業務について基礎をしっかり教えてもらい育ててもらいました。
そして、その基礎をもとに循環器病棟、小児科病棟と異動してきました。どこの病棟でも言えるのが、新しいスタッフを病棟スタッフが暖かく受け入れてくれる体制を整えてくれるということです。
私は要領がいいほうではないのですが、異動先の病棟ではそれぞれフォローをしてくれる相談役の先輩がいて何かあった時の窓口になってくれるのです。
何年たっても慣れない環境では不安がありますが、助けてくれる先輩がいるというのはつまずいた時には励みになります。正直もうだめだ!と思うときもありましたが、いろんな人に支えられて私はここまでやってこれたのだと思います。
また、長期研修制度を利用し、3カ月間「助産師・保健師・看護師の実習指導研修」を受講しました。
学生や後輩を指導するということは相手のことをよく理解することが大切になります。
学生や後輩への指導することも増え、このようなスキルを学ぶことは自分にとってとても強みになると思っています。
私がこれまで育ててもらったように、学生や後輩にも暖かい指導ができ、看護って楽しい!!ここで働きたい!!と思ってもらえるような環境づくりや関わり方ができるよう努力していきたいと思います。
4A病棟 宮腰看護師
看護師
私は入職して10年目で、現在1歳と4歳の女の子2人がおり、院内保育と育児短時間勤務制度を利用しながら病棟勤務を続けています。
仕事復帰時は仕事と育児の両立に大きな不安を感じていましたが、子育て支援制度を利用することで無理なく仕事ができていると感じています。
院内保育所は24時間保育や近隣幼稚園との二重保育にも対応していて、自分のライフスタイルに合った働き方が選択できました。
子どもたちも保育所が大好きで、先生や友達のことを楽しそうに話してくれます。
安心して子供を預けられる職場があることは、仕事を続ける大きな理由の一つになっています。
4B病棟 和田看護師
会社員だった頃は売りたくもない製品をPRしたり、社内営業にも汗を流したり、心はどこかで悲鳴をあげていました。
でも、看護師となった今は、違います。まっすぐです。患者や家族のために汗をかけばいい。怒りも悲しみも苦痛も笑顔も目の前にあって、反応はダイレクトに返ってきます。関わりがうまくいかなかったり、自分の頭の悪さやスタッフとの業務調整で落ち込むこともあります。
でも、今は、心はどこかでほっとしています。
糖尿病看護認定看護師 清水看護師
私は、新卒で入職してから勤務を続けています。その間2人の子どもにも恵まれ、2年間の育児休暇を取り、家族や職場の上司・同僚に支えられ働いてきました。
また、2009年に糖尿病看護認定看護師を取得することで、院内のみならず、全国の糖尿病看護に熱い仲間達との交流に支えられ、専門領域活動を行っています。院内では糖尿病看護外来を開設し、糖尿病とともに生きる方々の生活を知り理解した上で、病気が悪化しないように「今できること」を一緒に考え励まし支えられる看護師でありたいと思っています。
皮膚排泄ケア認定看護師 鈴木看護師
現在、私は皮膚排泄ケア認定看護師として日々、スタッフや患者さんと関わらせていただいています。
活動としては、褥瘡や創傷などスキントラブルに関する相談を受け、スタッフと共にケアを考え実施したり、院内の褥瘡管理をおこなっています。
また、オストミー領域では、患者さんは、手術、治療、ストーマ造設と多くの不安を持っているため、不安を最小限に入院生活が送れるよう、スタッフと共に関わらせていただいています。
退院後はストーマ外来でフォローさせていただいていますが、その中で患者さんの頑張っている姿や笑顔を見ると本当に嬉しく、やりがいを感じています。