尿路結石外来
毎週金曜日午後2時から(泌尿器科)
生活習慣の変化や高齢化に伴う尿路結石症の増加に対応するために泌尿器科では尿路結石外来を開設します。(※予約制です。受付方法をご確認ください。)
◇尿路結石とは◇
尿路結石とは、腎臓から膀胱に尿を運ぶ尿路内にできる石のことです。
尿路結石症は生活習慣の変化や高齢化に伴い急激な増加傾向にあり、男性では7人に1人、女性では15人に1人が一生の間に一度は経験すると報告されています。
尿路結石は痛みや血尿の原因となり生活の質が大きく低下するだけでなく、将来的な腎機能低下や尿路感染の原因となるため、自然に体外に排出されない尿管結石、大きな腎結石、膀胱結石は外科的な治療の対象となります。
泌尿器科では、この尿路結石の治療に特化した専門外来を開設し、患者さんに最適な治療を提供してまいります。
当院で行っている主な治療法は、以下の3つです。
① 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
ESWLは、体外からの衝撃波を利用して腎盂内、尿管内の石を破砕する治療法です。
他の手術と比べて痛みを感じにくいため、全身麻酔を必要とせず、入院期間を短く終了することができます。
しかし、複数回の施術が必要となる場合があり、破片が大量に出ることがあるため、注意が必要です。
当院では、原則初回治療のみ1泊2日入院、2回目以降の治療が必要な際は日帰り手術を行っております。
② 経尿道的結石破砕術(TUL)
TULは、尿道から膀胱を通じて、上部の尿路内に細い内視鏡を挿入し、レーザーを用いて石を直接、砕いて取り出す治療法です。
手術は全身麻酔下で行われ、手術後は2~3日の入院が必要です。
巨大な結石でない限り、基本的に石を一度に取り除くことができ、確実性が高いことが特長です。
③ 経皮的結石破砕術術(PNL)
PNLは背中から直接、腎臓に穴を開け、内視鏡を挿入して、レーザーを用いて石を砕いて、取り除く治療法です。
手術は全身麻酔下で行われ、手術後は4~5日の入院が必要です。
結石の大きさや硬さの影響をうけにくく、石を取り除くことができるため、非常に効果的な治療法として知られています。
ただし、大きな石の場合、術後にしばらく背中の管を入れておかなくてはならない場合もあります。
当院では、上記の治療法に加えて、患者さんの症状や石の状態に応じて、最適な治療法を選択しています。
また、専用の設備や器具を用いることで、より安全で確実な手術を行っています。
尿路結石は再発が多いことが最大の特徴であり、その予防がとても大切です。
そのため、当院では適切な生活指導や予防的な薬物療法などにも力を入れております。
当院では、地域のみなさまに安心して利用していただけるよう、スタッフ一同努めています。
尿路結石外来の詳細
診療日時 | 毎週金曜日 午後2時から |
診療場所 | 泌尿器科外来 |
受付方法
尿路結石外来は、予約制となります。
受診を希望される方は、かかりつけ医を受診し医師と相談のうえ、紹介状を持って受診してください。
かかりつけ医のない方はまずは泌尿器科外来(平日午前中)に受診してください。
紹介状がない場合、選定療養費として7,700円(税込)をご負担いただきます。
・電話での予約
平日(月曜日~金曜日)午後3時~午後5時
(電話番号)046-221-1570 内線3135 予約係
・来院して予約
平日(月曜日~金曜日)午前8時30分~午後5時
(場所)3番外来受付
◆医療機関の方へ◆
これらの疾患でお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひ御紹介ください。
御不明な点があればお問い合わせください。
なお、御紹介の際には、お手数ですが事前に患者支援センターへ連絡をお願いします。
(患者支援センター ファックス番号:046-294-3335) ※FAX予約