医療安全管理室
医療安全管理室
適切かつ安全で質の高い医療サービスの提供を図るために、平成16年に医療安全管理室を設置しました。「市民の皆様に信頼される医療を提供する」という理念のもと、専従の医療安全管理担当が配属され、院内の安全に関わる業務を組織横断的に行っています。
構成員
医療安全管理室長(副院長)、専従の医療安全管理担当、院長に指名された医療安全推進部会長、その他医療安全推進部会長が指名した代表者で構成されています。
方針
1 医療事故を起こした個人の責任を追及するのではなく、その原因を調査・分析しエラーが発生しにくいシステムや、エラーがあったとしても事故に直結しないシステムの構築を目指しています。
2 事故発生時タイムリーに情報収集し、患者・家族、職員の身体的・精神的ダメージを最小限にするための支援を行います。
3 安全な医療を提供できるように、医療事故防止対策の推進と安全意識の向上に努めています。
主な活動について
インシデント・アクシデント報告等の収集・解析
全ての職員から報告書を提出してもらい、定量的な分析を行った上で、年1回ホームページ上に公開しています。医療安全管理委員会と安全管理に関する委員会とで連携し、情報の共有とシステムの改善を行い、再発防止に努めています。
院内ラウンド
医療安全管理室では、計画的に院内ラウンドを行っています。マニュアルの順守や安全な環境が整っているか等をチェックし、現場に還元しています。院内ラウンドをすることにより、職員の意識の向上にもつながっています。
研修の企画・運営
採用職員の研修や全職員を対象とした研修を企画・運営し、安全意識の啓発に努めています。
広報活動
毎月、医療安全管理委員会で取り上げた事例や警鐘事例、トピックス等を「医療安全管理ニュース」として発信し、情報共有を図っています。
その他、厚生労働省等の公共機関や報道機関からの事故等の情報、日本医療機能評価機構から配信される「医療安全情報」等、他院で起きた事例や社会の医療安全に関する話題を情報発信しています。
安全を高める患者さんの参加・対話が深める互いの理解
安全・安心な医療を提供するための、病院の取り組みの一部をご紹介しましたが、その徹底には、是非とも患者さんお一人お一人のご協力がなければできません。厚木市立病院では患者さんに参加いただく医療安全を提言しています。お名前をフルネームで名乗っていただき、入院されている患者さんには、併せてリストバンドでの確認も行っております。
また、職員が気づかない危険な部分を患者さんやご家族の視点でお教えいただけたらと考えております。ご理解・ご協力をお願いします。